竜王戦第三局目

ニシムラサービス見る将部唯一の部員しまやんです

今日も今日とて藤井聡太三冠を応援します

10/30・10/31に福島県いわき市雨情の宿 新つたで竜王戦第三局が行われました

1日目

今回は藤井三冠の先手番

ルーティーンである初手お茶から飛車先の歩をついたところから始まりました

午前中は割と速いペースで進んだのですが

午後からお互い時間をかけて読みあうようになりました

そして39手目藤井三冠が24歩と指したのですが、これでそれまで互角だった評価値が

若干豊島竜王に触れました

そのあと、ほぼノータイムで40手目同歩と取ったことでまた互角に戻ったのですが

40手目のAIの最善手は5六銀、これを指していたら豊島竜王が有利となっていたようです

お互いその手を見逃した感があり、先手としては助かったかなという印象でした

そして45手目を指した時点で藤井三冠は持ち時間で2時間以上差をつけられていました

1日目で持ち時間の半分以上を使っています

しかし、そこから豊島竜王が74分の大長考となり、この手が封じ手となりました

2日目

封じ手3三金

2日目はほぼ互角で始まりましたが、昼休憩前にはほんの少し豊島竜王に振り始めました

しかし、再開後の1手を指したときには今度は藤井三冠にほんの少し振りました

その後はほぼ互角なり、夕方までその局面が続いたのですが

迎えた61手目、藤井三冠が2二角と打ちました

解説も「なくはないが見た目が打ちづらい」といった手でした

これを見た豊島竜王、87分の大長考の末3四桂打ち

この手で互角だった評価値が藤井三冠に触れ始めました(先手56%)

64手目に指した2七馬で先手70%に

66手目に指した3四飛車で先手92%に

豊島竜王は3手で大きく形勢を損ねることになりました

その後はお互い攻め合いで、藤井三冠も1手ミスると負けになる状態ではありましたが

評価値が99%になり、1度は詰みが出たのですが

超手数(21手詰め)だったため、一度詰みを外し自玉を固めつつ

その後8手で勝利しました

これで藤井三冠、竜王奪取に王手ががかりました

豊島竜王は防衛するためには残り4戦全勝でなければなりません

豊島竜王が4連勝する確率は1%程度だそうです

 

藤井竜王誕生まであと1勝

 

次回は11月12・13日に山口県宇部市ANAクラウンプラザホテル宇部」で行われます

ちなみに藤井三冠と豊島竜王は11/5にも王将戦の挑戦者を決める

王将リーグで対局があります

こちらも藤井三冠が勝利すると挑戦者になる可能性が高まります

 

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