2021年藤井竜王振り返り

ニシムラサービス見る将部唯一の部員しまやんです

今日も今日とて藤井聡太竜王を応援します

 

将棋界の年度は4月から3月ですが

12月ということで今年の振り返りをしたいと思います

 

今年度の大きな注目は2つのタイトルの防衛と順位戦A級に昇級なるか?でした

(*順位戦とは名人に挑戦するための予選のようなもので

 A級でないと挑戦することができない A級になるには最低5年かかる)

 

タイトルにつきましては、保持していた棋聖・王位はともに防衛

更に叡王竜王・王将と3つのタイトル戦の挑戦者となりました

そのうち叡王竜王は奪取

王将は来年1月からタイトル戦が始まります

対戦成績(対戦相手の冠位は当時のもの)

棋聖戦 対渡辺名人 3勝0敗で防衛

王位戦 対豊島竜王 4勝1敗で防衛

叡王戦 対豊島叡王 3勝2敗で奪取

竜王戦 対豊島竜王 4勝0敗で奪取

特に去年までは0勝6敗であった豊島竜王との19番勝負が注目されていました

結果は11勝3敗となり、豊島竜王は持っていた2つのタイトルを全て奪取され

無冠となったことも話題になりました

実質的な現時点での強さを示すレーティングでは渡辺名人と豊島九段は

2位と3位の実力者です

この2人に圧勝したことは圧巻としか言いようがありません

竜王を取り四冠となったことで、棋士の序列も1位となり

名実ともに将棋界のトップに躍り出た1年となりました

 

順位戦につきましては現在B級1組に所属しています

13名で1年通して行うリーグ戦で上位2名だけがA級に昇級できます

この組は鬼の住みかと言われていて

そう簡単には勝ち抜けることは難しいとされています

12/3に9回目の一斉対局が行われて、それまでは2位でしたが

1位が負けたために、藤井竜王が1位に躍り出ることになりました

残り3局のうち2勝すれば確実に昇級

他の成績次第では1勝でも昇級可能なので1月に昇級が決まるかもしれません

ただ、残り3局のうち2局が2位と3位との直接対決になりますので油断はできません

 

以上が2021年の振り返りとなります

年明け早々王将戦が始まり、勝てば五冠となります

可能性としてはこの5つを防衛して残り2つを奪取して七冠の可能性も十分にあり

A級に昇級して勝ち抜けば名人挑戦となり、2023年5月ごろに名人奪取もあります

もしこの時に名人を取れば最年少名人を更新することにもなり

今年のA級棋士との対局を見てもほとんど勝利しているので

昇級すれば名人挑戦も十分にあると思います